アゼルバイジャンワイン

皆様、こんにちは。

日本では、知らない人は多いと思いますが、アゼルバイジャンは、実はワイン発祥の地です。日本では、昨今、アゼルバイジャンの隣国であり、大相撲で大活躍中の大関・栃ノ心の出身地でもあるジョージア産のワインが人気ですが、アゼルバイジャンでも、かなり昔からワインがつくられていたといわれています。今のジョージアやアゼルバイジャンのあるコーカサス地方も昔からいろんな人が住んでいて、いろんな国に支配されたりしてきました。

今のアゼルバイジャンの北西部分が昔ジョージア領になったり、逆に今のジョージアの一部がアゼルバイジャン領になったりしました。現在は、ジョージアに数多くのアゼルバイジャン人が住んでいます。

ジョージア同様、アゼルバイジャンでも何千年前からワインをつくっていました。その跡も残されているといいます。アゼルバイジャンの場合、特に、現ジョージアとの国境地帯はワインの品質に厳しく、徹底して高品質なものを作り続けてきています。会社によって、約20種類ものワインをつくっている会社もあります。中には、アゼルバイジャン独特の品種のブドウもあります。また、現在は、一番有名で、売れているのはザクロワインとかりんワインですね。

アゼルバイジャンは、まだソ連だった時代(ソ連構成国の一つだった時代、1920-1991年)には、ブドウ畑も多く、ワイン事業も盛んでした。しかし、1991年のソ連崩壊後、アゼルバイジャンは独立を得ましたが、経済状況は安定していませんでした。

隣国のアルメニアとの国家間戦争(ナゴルノ・カラバフ紛争)も発生し、結局、自分の領土の20%も占領され、100万人の国内避難民・難民が出ました。独立間もなくの国にとっては、大きなダメージでした。経済はさらに悪化していきました。

しかし、アゼルバイジャンが有する豊かな石油資源のおかげで、2000年代に入ってから、世界レベルでも飛躍的な発展を遂げてきました。アゼルバイジャンにオイルマネーがどんどん流れてきて、「第二のドバイ」と名付けられたほどです。

そこで、ワイン事業も復活しました。多くのブドウ畑、ザクロ畑が作られ、ワイン生産量もどんどん増えてきました。ワインのメーカーさんや会社も次々と生まれ、いまやとても発展している、国の経済をサポートしている分野の一つになっています。

現在は、アゼルバイジャンワインは中国・ロシア・欧州を始めて、いろいろな大国で販売されています。日本にも、一部の企業だけ、小規模で入っていますが、戦略等のこともあり、普及はしていません。

しかし、後数年では、アゼルバイジャンワインは日本人の食文化に欠かせないものになるかもしれません。日本人はアゼルバイジャンには素晴らしく、安価で高質のワインがあることを知らないだけだと思います。

ぜひ、一緒に、アゼルバイジャンワインを一人でも多くの日本人に知ってもらい、そして飲んでもらいましょう。

よろしくお願いいたします。

アゼプロ

info@aze-pro.com

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